園児とママのための情報誌 えんじぃな

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Q&A

子育てQ&A

先輩パパママや専門家が、子育てについての悩みにお答えします。

2017年10月

子育て入園してオムツがとれるかと思いきや、変わらず。 園ではお友達がパンツでトイレに行くなか、 我が子は堂々とオムツを持ってトイレに…。 かっこいいパンツへの興味もなく焦るばかり。誘導の仕方や、 トイレに行きたくなる方法を教えてください。M・Tさん(3歳児のママ)

 

リラックスできる環境づくりを

オムツをとる、つまりトイレトレーニングを始める条件の一つに「おしっこの間隔が2時間以上空くこと」というものがあります。これは膀胱が尿をためられるようになったことを意味します。2時間程度の間がないようなら、まだその時ではなく、『おしっこがたまったぞー』という指令を出す脳や膀胱の発達を待ってからトレーニングを始めるので十分です。「○歳だから~できる」ではなく、出産の陣痛が起きる時と同じように自然の時を待つしかない場合もあります。
トイレトレーニングは、歩行や言葉の獲得よりも、さまざまな要素が複合的に絡み合っています。体と脳のほか、社会的・文化的・心理的な影響も。もしかしたら、お子さんは、『失敗するのは恥ずかしいなぁ』という慎重派かも。『汚しちゃってお母さんを困らせたくないなぁ』という優しさもあるかも。大人は早く発達してほしいと、神経質になりがちで『もう3歳なのに・・・』と思ってしまいがちですが、子どもの行動の裏側にある「~したい、~なりたい」という潜在的な力を見守ることが、オムツバイバイという挑戦への安心感につながり、排泄の自立への近道になります。
トイレへの誘導として大切なのは、リラックスできること。失敗しても決して叱らない、安心して用を足せる環境をつくること。キャラクターを置いたり、シールを貼ったり、楽しい音楽を流したりすることも効果があります。「4歳のお誕生日になったらオムツバイバイできる?」など、きっかけを作るのも手かもしれません。子どもの体の準備ができたとき、環境を整えることが、子どもさんそれぞれに応じた発達のステージになります。

●アドバイザー
影浦紀子先生
松山東雲女子大学准教授
心理子ども学科子ども専攻専門は教育方法学、「保育内容言葉」「乳児保育」「教育実習」等を担当。10歳・3歳の2児の母。近所の公園で子どもと鳩に豆をやるのが楽しみ