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11月8日は「いい歯の日」

子どもの 歯の健康

大人になって年を重ねても健康な歯でおいしく、楽しく食事ができるように子どもの頃から家族全員でむし歯にならない・させない生活習慣を身につけましょう。子どもの成長に合った、歯のケアが大切です。
監修/愛媛県歯科医師会 広報委員 上山美穂先生

むし歯を防ぐ生活習慣を身に付けよう

むし歯菌は周りの人からやってくる

むし歯菌は生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には存在せず、周りの人から感染します。感染経路は食べ物の口移しや噛み与え、スプーンなど食器の共用などですが、神経質になる必要はありません。唾液からの感染を完全に防ぐことは、現実的ではないのです。
唾液中のむし歯菌が少なくなるよう、家族でお口のケアに取り組んでみて。
むし歯予防の強い味方は、歯科医院での定期的なケア。むし歯のチェックやむし歯のなりやすさの検査、歯を強くするフッ素の塗布など、気軽に相談してみましょう。
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むし歯になりにくい食習慣のポイント

むし歯予防は、お口のケアと規則正しい食習慣が肝心。特に子どもは一度に取れる食事の量が少ないため食事の回数が増えがちで、食習慣には注意が必要です。
食事をとると、むし歯菌の塊が付いた歯の表面のpHは、むし歯菌の作用で酸性に傾きます。すると歯からカルシウムが抜け(脱灰)、歯のエナメル質に影響。食後30分?1時間くらい経つと唾液の働きでpHは元に戻り、再石灰化が進みます。このためダラダラと食べ続けると、歯の表面は酸性に傾いたままで、むし歯になりやすくなってしまいます。食事や間食の間隔は十分取りましょう。食事・間食の間隔のほか、間食が甘いものばかりにならないよう、内容にも注意しましょう。

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成長に合わせた歯磨きで、むし歯予防

お口のケアの開始は、歯が生える前から

201512_toku_04小さな子どもにとって、歯磨きなどのお口のケアは不快なもの。歯が生える前に口の周りを触られることに慣れさせておくといいでしょう。頬をさわってあやしたり、そっと歯ぐきをなでるなどして、「口の中に何か入る」ことへの抵抗をなくしておくことがコツです。
むし歯菌が感染しやすい時期は、乳歯の奥歯が生え始める19カ月(1歳半)から、生え揃う31カ月(2歳半)頃までが、特に多いと言われています(感染の窓)。この時期に感染を防ぐことができれば、その後もむし歯になりにくいことがわかっているので、根気よく歯磨きを頑張りましょう。
乳歯が生えそろったら、自分で磨けるよう慣らしていきます。大人が仕上げ磨きをしてあげましょう。

 

子どもの歯並び・かみ合わせ

見た目だけでない、歯並びの体への影響

歯並びが悪いというと、単に“見た目がよくない”と考えがちですが、実は“食べる”“話す”といった機能面にも影響し、子どもの心身の成長・発育への影響は計り知れません。乳歯から永久歯への生えかわり期は、気にかけてあげましょう。

どうして歯並びが悪くなるの?

要因には、指しゃぶりや成長期に頬杖をつくなどの“日常の癖”、“顎(あご)のサイズに対する歯の数や大きさの不具合”、“むし歯”、”遺伝”などがあります。 注意したいのは、日常の癖。猫背のほか、うつぶせ寝、横向き寝など、顎に持続した力を加えることが影響し、矯正後では、後戻りの原因にも。子どもの姿勢に注意してあげましょう。顎のサイズについては、昔と比べて柔らかい食べものが増え、噛む回数が減ったために顎が発達できないためと考えられています。食事の内容を工夫してみてはいかがでしょう。

矯正を受ける時期はいつごろ?

永久歯へ生え変わる時期は、矯正を考えるいい機会。特に顎のズレ、上下の前歯が反対に咬んでいる、出っ歯がひどい場合などは、前歯が生える時期に歯科医に相談することをおすすめします。
矯正は成長期に済ませるのが望ましいですが、治療内容には個人差があります。かかりつけ医をもち、定期的にお口の健康を管理し、気になる場合は早めに相談するといいでしょう。

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