園児とママのための情報誌 えんじぃな

  1. Home>
  2. 子育てQ&A>
  3. 2018年1月
Q&A

子育てQ&A

先輩パパママや専門家が、子育てについての悩みにお答えします。

2018年1月

子育て2歳半の娘は、なかなか人の輪に入っていくことができません。 みんなで楽しむ体操の教室にいっても一歩踏み出せず、 終わる頃にようやく少し参加する程度です。 一歩前に進めるようになればいいのにと思ってしまいますが、 どのように見守ったらいいでしょうか。

 

まず「あるがまま」を受け入れて

2歳児の基本的な特徴は、神田英雄さん(発達心理学)によれば、「内面性が広がって、その広がりが自我の豊かさや深まりをつくりだすことがある」と言われます。つまり、自我がふくらんできた2歳児は、自分が尊重されることを求めます。私には、「みんなで楽しむ体操の教室」がどんなものであるかを具体的にイメージできないのでお役に立つかどうかわかりませんが、このヒントにピントを合わせていただければと思います。 さて、親は子どもに対して「こうあってほしい」という願いをもっています。しかし、その期待に応えてくれなかったりすると、時にその感情を子どもにぶつけることも少なくありません。積極性を育てるために「体操の教室」に通わせても、お子さんがそこに行くのが本当に嫌であるならば、「イヤ!」と反発することでしょう。そんな時は、真正面から対峙しないことです。 ご質問のように「人の輪に入っていくのができない」のであれば、「わかった」とありのままを認めてあげればいいと思います。2歳児は、「自分の思いが伝わった」と感じられたら、「では、今何をしたらいいのか」という気持ちの切り替えができることでしょう。そうした安心感の上で、自分の気持ちをコントロールする力を、自分の手で育てていきます。友だちとの関わりでも、「終わる頃に少し参加できる」のであれば大丈夫。あるがままを見つめ、そっと見守っていただきたいと願っています。

qa02

●アドバイザー
山本万喜雄先生
愛媛大学名誉教授
聖カタリナ大学教授
人間健康福祉学部健康スポーツ学科。専門分野は健康教育学。
長年、地域に根ざした子育て支援活動に関わっている。