園児とママのための情報誌 えんじぃな

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Q&A

子育てQ&A

育児・子育てに関する心配や悩みについて、専門家がお答えします。

子育て長男の物欲が、園の帰りも休日もすごいです。例えば、動物園に行くと入口の売店で欲しがり、自販機や遊具を見つけるたびに大騒ぎ。「帰りにね」と言うと遊びもそこそこさっさと帰りたがります。友人の家族と一緒でも同様で、家族以外とのお出かけもためらいます。夢でも「ママお願い〜」とうなされ、我慢させすぎで満たされていない何かがあるかと心配です。楽しく出かけて楽しく帰ってくるにはどうすればよいでしょう。(5歳児・2歳児のママ)

まずは子の「思い」を受けとめること

まるで「ほしいほしい病」のような状態になっているお兄ちゃん。このお手紙だけでも、お母さんのほとほと困っているご様子がよく伝わってきます。この問題の克服には、お子さんの生育史が知りたくなりました。
はじめて授かった男の子。それは可愛いかったことでしょう。推察ですが、その息子が「ホシイ」と言ったら、大人たちが物を少し多めに与えたことはなかったですか?子どもの発達からいえば、3歳後半から4歳頃にかけては、「今欲しいけれど後で」とか「寂しいけれども留守番をする」といったように、~ダケレドモ~スルという特徴があります。つまり、子どもは時間的見通しが持てるようになると、「待つ」ことができるのです。このような時、我慢も大事な経験になります。
ところで、子どもを尊重するとは「思い」を尊重すること。「思い」が汲みとられれば、「自分が尊重された」と感じられる感性が育ちはじめます。子どもの要求はお金で物欲を満たすことではなく、「親と一緒に楽しいことをしたい」ということです。だからお母さん自身、多少の演技をしてでもいっしょに楽しみませんか。一時的に修羅場があっても、子どもの「思い」を受けとめることから始めましょうよ。
瀧村有子さんの絵本『ちょっとだけ』(福音館書店刊)の語りきかせをおすすめします。

●アドバイザー
山本万喜雄先生
愛媛大学名誉教授
聖カタリナ大学教授
人間健康福祉学部健康スポーツ学科。専門分野は健康教育学。
長年、地域に根ざした子育て支援活動に関わっている。

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