園児とママのための情報誌 えんじぃな

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Q&A

子育てQ&A

育児・子育てに関する心配や悩みについて、専門家がお答えします。

子育て人見知りがひどくて、幼稚園に通い始めてずいぶんたちましたが、なじめていない様子…。お友だちとうまく関われないことが心配です。親はどのように関わって、見守ればよいでしょうか?(4歳児のママ)

人間関係を自覚しはじめる4歳児

乳児期、子どもたちは何かをやったり発見したりするたびに、必ず大人を振り返って確かめてきました。それによって認識力を育ててきたわけです。
幼児期になると、いちいち大人を振り返ったりはしませんが、ひとまとまりの活動のあとでは、やはり確認したい気持ちをもっています。
「誇り高き3歳児」は、自信満々の世界に住んでいます。何でもやってのける一丁前の3歳児の姿は、ひとりよがりの自信家のようにも思えてなりません。
一方で「自分をふりかえりはじめる4歳児」は、自分をふりかえって「すごいね」と言われたいが、そう言われるための手だてがなかなか見つかりません。自分で納得できなければ、自信を持ちきれないのです。他人に見られている自分についての意識が成立してくるにつれて、他人に見せたい自分の姿と、見せたくない自分の姿とが区別されてきます。この恥じらいと、はにかみの感情は、自我の発達と深く関連し、人見知りにもつながっているように思います。
このように考えると、お子さんの人見知りは、人間が生き、成長していくうえで、大事なものといえるでしょう。親としては、人見知りという体験の重要な意味をとらえ直し、見守りませんか。4歳児の「イヤ」は友だちと関わりたくないという意思表示ではなくて、「できそうに思えないけど、どうしたらいいの?」と、迷っている状態と受けとめましょう。
4歳児の自我は、周囲からの期待に応えつつ、誇りある自分を目指そうとしているのですから、今は友だちとの関係を築こうとする試行錯誤の時期ととらえて。お子さんに人と関わる心地よさをたっぷり伝えてみませんか。

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●アドバイザー
山本万喜雄先生
愛媛大学名誉教授
聖カタリナ大学教授
人間健康福祉学部健康スポーツ学科。専門分野は健康教育学。
長年、地域に根ざした子育て支援活動に関わっている。

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