園児とママのための情報誌 えんじぃな

  1. Home>
  2. 子育てQ&A>
  3. 本を読んでも文字を教えても、いっこうに興味を示しません。 年…
Q&A

子育てQ&A

育児・子育てに関する心配や悩みについて、専門家がお答えします。

子育て本を読んでも文字を教えても、いっこうに興味を示しません。 年長なのに…………とあせってしまいます

就学を考えるとお気持ちはよく分かります。授業についていけないのではないか、他の子に遅れをとるのではないかと心配されるのだと思います。ですが、無理して教えたとしても文字に対する興味は改善されないのではないでしょうか。
保育では文字そのものを教えることはあまりしません。それよりも文字を覚えたくなるような工夫をするのです。なぜ、そうするのでしょうか。文字を知る必要を感じていないのに、教えられると自分を否定されたように感じるからです。今日は「あ行」明日は「か行」という学習は子どもには面白く感じられないのです。
それよりも例えば、先生の方から冬に年賀状、夏に暑中お見舞いを出す方がはるかに効果的です。「大好きな先生に返事を書きたい。でも字が分からない」状況が作られるからです。子どものその気持ちが大きければ親に代筆を頼んだり、文字を教えてもらったりして返事を出そうとします。そうした必要感をもちながら無理なく文字を読んだり書いたりできるよろこびを手にしてほしいのです。
大人には早く文字を読めるように書けるようにと子どもに期待をしてしまう傾向があります。ですが、字が読めないその時期の大切さもあります。絵本を読んでもらうこと。自分のためにだけ読んでもらえる満足感は、その子が生きていく第一歩になりますし、また大きな自信にもつながるものです。

qa_201410

●アドバイザー
児嶋 雅典先生
松山東雲短期大学保育科教授
小学校の教師になるつもりが、保育の面白さに気づいてすでに30年。今も保育は全ての教育の基本という思いは変わらない。

子育てに関する疑問質問はこちらから