園児とママのための情報誌 えんじぃな

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えんじぃなの読者を代表するスペシャルサポーターのママたちのブログです。

子育て本当にラストです。ありがとうございました。

ハマダさんのつれづれなるママに。


ハマダです。
最後は私の育児についての反省点のお話です。
えんじぃなブログラストということで、自分を見つめ直すためにも書いてみました。
こんなダメな人が偉そうに書いていたのか!と思われるかもしれませんが。

私は、はっきり言ってあまり子ども(赤ちゃん~幼児)が好きではありませんでした。というか、周りに小さい子がいなかったので、苦手というか怖いというか、よく分からないというか。子供がいない人生でもいいとさえ思っていました。
そんな私が母親になって、産科の入院中に感じたことは、母性や母になった悦びよりも「こんなに思い通りにいかないことは初めてだ…」という絶望でした。
夜昼問わず泣いてどうすればいいのか分からない、眠れない、母乳は出ない、食事が少なくてお腹空いた、しんどい、体のアチコチが痛い…大部屋の他の子は泣いていないのに、うちの子だけ泣いてる(ような気がする)…
この前までお腹の中にいて白黒のエコーでしか見られなかった我が子が、腕の中にいることが不思議で、この子が自分の子、というのが嘘のような現実のような、夢のような…はっきり言ってどこか他人ごとのような感覚でした。この子を愛せるのだろうか、これからずっと育てていけるのだろうか、という不安と恐怖がありました。
退院前の夜、となりのベッドで寝ている娘を確認し、ナースコールをしてトイレに行きました。傷が痛むので歩くのもヨロヨロゆっくり。大きい病院だったので、時間をかけて部屋に戻る途中の廊下で、ふと、赤ちゃんの泣き声が聞こえました。
「あ、うちの子だ」と思いました。
部屋の前で、看護師さんが抱っこをして待っていてくれていました。
遠くから見える赤いくしゃくしゃ顔。
抱かれている子が娘だと一目で分かりました。
私がそばを離れて、すぐに泣いたようです。
自分の子だと分かった時、これからは看護師さんじゃなくて、私がこの子を抱いて守らないといけないんだと思いました。
至極当たり前のことなのですが、この時、夢と現実の間でフワフワしていた私に、現実を見つめてしっかりしなさいと天の神様に言われたような気がしました。
まだ長女の名前も決まっていない時期のことです。
「いつ母親の自覚を持ったか」と聞かれたら、私はこの時だと答えます。遅いかもしれません。でもエコー写真で受精卵を確認した時よりも、陣痛で苦しんで出産したときよりも、初めて抱いた時よりも、確実にこの時だったのです。

産褥期以降も色々あり、心身ともにしんどい思いをしながら育児をしてきたつもりですが、成長する娘に対し、「しつけ」をどうすればいいのかが良く分かっていませんでした。
「褒めてのばす」「2歳の時の発達はこうだから…」「3歳の時はこう…」など理想的な指導の情報は持っていても、どうしても感情的になってしまうことがあり、自分に落ち込むことも多くありました。

5歳の時、娘が実家の階段で、後ろ向きになって、はしゃぎながら下りていました。
私は「落ちるけんやめなさい、危ない!」と注意していましたが、案の定、娘は足を滑らせて、数段落ちてしまいました。
階段下で大泣きする娘に駆け寄った私が口を開くより前に、傍にいた私の母(娘にとっては祖母)が「あーちゃん、大丈夫?けがはない?痛かったね」と抱きしめて、体を撫でてあげました。
私はその時の母を見て、「え?怒らんの?」と思いました。
泣き声も落ち着き、しゃくりあげる娘に、「階段から落ちたら痛いでしょ?もうしたらだめよ?ママの言うこと聞いて」と母は優しく叱りました。
私は落ちた瞬間「ほら!やっぱり!言うたやろ!言うこときかんけん落ちるんよ!」とめちゃめちゃ怒るつもりでいて、慰めるなんていう考えは頭にありませんでした。
私は「しつけができていない、ダメな親と子だ」と周りに思われることに恐れ、余裕を無くしていたのです。それからは瞬間湯沸かし器にならず、少し回り道をして言葉を探すようになりました。

園で過ごした3年間で、先生方がどのように指導してくださっていたかは分かりません。
ただ、毎日楽しく園に通っていた娘の姿になんとなく答えがあるような気がします。
これから小学校、中学校、高校と進学していくにつれ、辛いこと、しんどいこと、泣きたいこと、嫌になることはいっぱい出てくると思います。
私は、決していい母親ではないと思いますが、二人の娘たちの味方になって、話を聞いてあげられる余裕を持ちたい、そう思っています。

長女が生まれた時、文芸の師匠が育児をテーマに文章を綴ってみてはどうかと勧めてくれました。
また、私の好きな童謡詩人金子みすゞは、育児の中で生まれたたくさんの珠玉の詩を残しています。
私には残念ながらそのような余裕も文才も全く無かったのですが、思いがけず「えんじぃなブログ」という場で、育児の記録を付け、また文章を書くという習慣もできました。ネタ探しの名目で外出することもできました。
残念だったのはカープが日本一になったら書こうと思っていたカープ愛についての記事を書く機会がなかったことくらいでしょうか(笑)

今まで、ありがとうございました。
どこかで、私の作ったクロスワードクイズを解いていただければ幸いです(笑)

nikoniko

プリキュアに夢中な幼稚園年長の6歳と、食欲旺盛な1歳の姉妹の母です。
「砥部焼」の販売やイベント、研究、観光、広報などに10年以上携わり、退職後は育児の傍ら、砥部焼とレジンを組み合わせたアクセサリーを作ってみたり…。現在はライター業の傍らクロスワードクイズ作家をしております。30年来の広島カープファン。

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